日焼け止めの基礎知識!夏までに知ってほしいことをまとめました
スキンケア

日焼け止めの基礎知識!夏までに知ってほしいことをまとめました

日焼け止め、塗ってますか?
塗ったほうがいいことは分かっているけど、めんどくさい。何買えばいいかわからない。という方も多いはず。今回は日焼け止めについて知ってほしいことをいくつか紹介します。本格的に日差しが強くなる前に予習して、夏に備えましょう。

1. そもそもなぜ日焼けがダメなの?

紫外線には UV-A,UV-B の 2 種類があります。細かい定義は割愛しますが、UV-A は日常的に浴びている紫外線。いわゆる生活紫外線です。一方 UV-B はレジャー紫外線と呼ばれていて、エネルギーが強いことが特徴です。それぞれ肌にあたることで、日焼けそれによるシミや赤み、やけどのような状態になります。このダメージはすぐに出るサンバーンと呼ばれる火傷や乾燥を引き起こし、肌荒れの状態になります。このような事態を回避・軽減させるために日焼け止めが重要です。また日焼け止めを用いた紫外線対策は性別、年齢に関わらず必要です。

2. 効果を示すSPFとは?

日焼け止めや化粧下地に書かれている SPF という値について解説します。
SPF とは、Sun Protection Factor の略で「UV-B によって赤くヒリヒリした状態を引き起こすまでの時間を何倍に伸ばせるか。」を示しています。と言われてもピンと来ませんよね笑
何も塗らない状態で真夏の日差しに当たると、色白〜普通肌の人は約 20 分〜25 分、色黒の人は 30 分程度でサンバーンを引き起こすと言われています。
例えば、25 分で赤くなる人が SPF50 の日焼け止めを塗ると25 分×50 = 1,250分 = 20.8時間サンバーンを引き起こす時間を伸ばすことができます。簡単に言い換えると、塗らないと塗った時に比べて 50 倍日焼けしやすくなる。ということです。もちろん一度塗っても汗で落ちたりするのであくまで参考値です。

3. じゃあPA はどんな効果があるの?

PA は Protection Grade of UV-A の略で、UV-A に対する防止効果を示します。UV-A に当たって、2〜24 時間後にどのくらい肌が黒くなるかを指標化したもので、+を用いて1〜4つの段階に分かれています。
++の場合の読み方はプラスプラス、という方もいればツープラスと呼ぶ方もいます。

4. SPF も PA も強ければ強いほどいい日焼け止めなの?

これは NO です。日焼け止めは使用するシーンに分けて選んでいただきたいです。例えば、普段の生活では SPF30,PA++くらいで大丈夫ですがキャンプや炎天下での活動の際には SPF50,PA++++は欲しいです。ちなみにこの組み合わせは現在の日本で買える最強の値です。
また、現在発売されている多くの製品が SPF50,PA++++なので,それ以下は弱いと思って避けている方も多いですが、その判断が一概に良いとは言えません。自身の肌と生活(使用したいシーン)に合っているものを選びましょう。

5. 紫外線散乱剤と紫外線吸収剤って何?

最近、よく議論されるようになった紫外線散乱剤紫外線吸収剤について説明します。まず前提としてこの成分は優劣ではないです。それぞれの特性を活かした製品なので、自身の肌に合うものを選んでください。
まず、紫外線散乱剤とは紫外線を反射させることで UV を防ぐもので、酸化チタンや酸化亜鉛の働きによって実現しています。かぶれなどの症状が起こりにくいのが特徴で敏感肌向けで出されている日焼け止めは多くが紫外線吸収剤不使用、紫外線散乱剤の製品です。
一方で、紫外線吸収剤とは化学物質由来で、紫外線を熱など別のエネルギーに変換することで日焼けを防いでくれます。きしみ感もなく、白浮きもしにくいので多くの日焼け止めに使用されている処方です。一方で、ごく稀にアレルギーを起こす方がいます。
一般的は日焼け止めはこの二つを組み合わせて作られていますが、最近では紫外線吸収剤を入れない処方の製品もあります。敏感肌に優しい処方ではありますが、きしむような使用感があるのも特徴の一つです。
特にアレルギーや敏感肌ではない方はこの点は気にせず選んでいただいて大丈夫です。もし日焼け止めで肌が突っ張るような感覚がある、顔が不自然に白くなる。という方はこの点を意識して選んでみてください。

6. 飲む日焼け止めじゃダメなの?

使用目的が違います。飲む日焼け止めは、紫外線によるダメージがシミやそばかすにならないように体の中で戦ってくれるもので日焼けを防いでくれることはないです。外側の皮膚を守りたいならまずはしっかり肌に塗る習慣を身につけましょう。

7. 日焼け止めはいつ塗ればいい?1回塗ったら大丈夫?

出かける 30 分前がベストです。塗ってすぐは効果を発揮しないと言われています。出かける(=日に当たる)30 分前には塗っておくと◎朝、着替えるタイミングで塗るのがオススメです。また、夏場は汗をかくと日焼け止めも落ちてしまうので、汗を拭き取って塗り直すようにしましょう。最低でもお昼に1回、理想は2時間に1回程度です。

8. 最後に

日焼けは長年にわたってダメージが体の中に蓄積されてシミやそばかすになります。毎日は難しいですが、顔だけでも塗る。ゴルフやレジャーの際には塗るなど紫外線に長い時間当たる日、強い時期はなるべく取り入れるように意識してみましょう。

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